いじめは深刻な問題
今いじめの問題はとても深刻になっています。
子供の成長と共に、いじめは学校だけでなくプライベートにもおよび、常にいじめに悩まされているといった状況になっています。
いじめによる自殺が後を絶つことがなく、年々増加しています。
自らの命を落とすほど深刻な問題のいじめに対して、親はどのように対応したいいのでしょうか。
必ずいじめにあっているときは何かしらのサインを発していることが多いです。
自分の口でいじめを受けていることを話す子供もいれば、話すことができずに引きこもったり、元気がなかったり、食欲がなかったり、学校に行きたがらなくなったり、いろんな形で表面化してきます。
そのサインを親が感じ取った時、どう接するのかによって子供の心に大きな影響をもたらします。
子供の居場所
ある程の年齢になると子供は子供なりに親に迷惑を掛けてはいけないという意識が働きます。
そのためいじめを受けていることを話すことができなくなってしまいます。
子供が自分のことを話そうという気持ちになるためには、子供が家庭に居場所を感じられるような環境にすることが大事です。
子供が大きくなるにつれて行動範囲が広くなってきます。
家庭で過ごす時間が短くなり、学校や友達と過ごす時間が増えてきます。
そのためどうしても家族と一緒に過ごす時間が減ってしまいます。
年齢と共にスキンシップを取ることも少なくなり、接する時間が少なくなるとより両親に対して悩みを打ち明けられません。
夕ご飯の時間には家族で集まる、一日の話を聞く時間などを意識的にとるようにとることで、子供が自分の居場所が家庭にあるということを意識することができます。
自分の居場所があるということで心がほっとして落ち着き、ストレスの緩和や心を開くことができます。
子供を受け止めてあげること
子供にとっていじめは被害の大きさにかかわらず深刻な問題です。
大人の目線で考えれば、それはいじめに入らないだろうと思ってしまうこともあります。
しかしいじめられている本人にとってはそのこと自体が絶えることができないほどの精神的な苦痛になっています。
そうでなければ悩むことなく日常生活を送ることが出来るはずです。
子供はあくまでも子供で、まだ精神的にある程度の年齢になっても精神的に幼い部分は必ずあります。
それを大人目線で、その程度なら我慢しなさい、放っておけばいいなど深刻にとらえないで話を聞いてしまうこともあるでしょう。
子供にとっていじめられているということは、恥ずかしいことや悲しいことでもあり自分を責めてしまうことでもあります。
勇気をもって話したにもかかわらず、両親には簡単に話を解決されてしまうとなかなか自分から心を開くことがなくなってしまいます。
まずは話してくれたことに対してありがとうと伝え、本人がどう悩んでいるのか話を聞いてあげる姿勢が大事です。
そしてその気持ちをしっかり受け止めてあげることで安心感を与えることができます。