乳がんの検診の種類
乳がんは女性特有の癌の一種として、今とても注意が促されています。
主に閉経後の50代の女性の発症率が高いといわれていますが、20代でも30代であっても乳がんを発症する可能性があります。
乳がんの特徴としては発症すると最初にリンパ節に転移しやすいことが分かっています。
リンパ節に転移すると癌の細胞が全身にいきわたってしまい、そのほかの臓器で癌を発症してしまう可能性が高くなります。
乳がんはがんの中でも早期発見することで、完治率がとても高い癌です。
しかし初期症状がほとんどといっていいほどなく、自分で毎日触診をするもしくは定期的に乳がんの検診に行くことが大事です。
最低でも一年に一度の乳がん検診を行うことで早期発見に結び付きやすくなります。
実際に年に一度乳がん検診を行っていても、乳がんを発覚することがあります。
検診に通うことで、自分の胸の状態を常に気にする癖がつきます。
乳がん検査は主に視触診、超音波検査、マンモグラフィーの3種類になります。
年代によって受けるべき検査内容も異なり、参考にしながら乳がん検査を行いましょう。
年代によって違う検診内容
乳がん検査は何歳からでも積極的に行うべき検査です。
10代で発症するケースは少ないですが、20代になるといつどのような形で発症するかわかりません。
そのため20代から乳がん検診を行うことがおすすめです。
特に20代から30代にかけて、妊娠や出産をする人が増え、女性ホルモンが乱れやすくなります。
妊娠すると産婦人科に受診することも増えるため、この機会に乳がん検診も一緒に行うようにしましょう。
子宮頸がんの無料クーポンが20代から5歳ごとに配布されるため、その時に同時に乳がんの検査も行うようにしましょう。
若い年代では超音波検診が推進されているため痛みなどもなく、検査を受けることができます。
乳がんの検診のクーポンは早くて40歳からの配布になっています。
発症率も高くなりやすく、マンモグラフィーが推奨されています。
マンモグラフィーは乳房を二枚の板で上下から挟みX線写真を撮るという方法です。
痛みを感じる人が多いですが、触診ではわからなかった小さなしこりまで発見することができます。
乳がんの疑いがあったら
もし乳がんの定期健診で、小さなしこりが見つかった場合、すぐにがんと診断されてしまうのでしょうか。
しこりには良性と悪性があり、悪性の場合に乳がんと診断されます。
そのためしこり部分の細胞を採取して精密検査を受ける必要があります。
しこりの大きさによっても異なりますが、しこりの部分に注射をして細胞を抽出して病理検査に出す方法を選択することが多いです。
その結果判断しにくかった場合には、手術によってしこりの一部もしくはすべてを摘出して検査をすることになります。
検査段階ではなるべく傷跡が残らないような方法をとることが多いため、切開手術はなるべく避ける方法で精密検査をすることが多いです。